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3/4
- 「オレメカ」ですからね(笑)。意味がよくわからん歌詞も多かったです。
- 角田
- ねっ。でも、だからこそ潔いとも思いました。
- 潔いし、やっぱり甲本ヒロトはクレバーですよ。
- 角田
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- 忌野清志郎は後年、ヒット曲を出したいって本人も言ってましたからね。そのためには色々試行錯誤しましたし。篠原涼子とのデュエットもありましたよね(笑)。
- 角田
- ありましたね(笑)。
- なんか、そういう“もがき”みたいなのが清志郎にはありましたけど、甲本ヒロトさんのやり方はまた違いますよね。
- 角田
- うん。
- ライヴをたくさんやって、クオリティーの高い作品をきちんと出し続けるみたいな。できるだけ誤解されない方向に行くという。
- 角田
- そうですね。
- ロックの求道者のイメージですね、いまは。で、ボ・ガンボス『BO&GUMBO』ですかね?
- 角田
- ボ・ガンボスはブルーハーツよりはちょっとあとになりますけど、好きでしたね。
- ボ・ガンボスはなんで好きになったんですか?
- 角田
- 「ローザ(ルクセンブルク)がいいよ」って友だちからずっと言われていて、カセットをもらったりしてたんですよ。でも、よくわかんなかったんですね。で、ローザの人が新しいバンドをやるっていうので、ちょっと聴いてみたらすっごいよくて。
- 僕もそうでしたね。音楽に詳しい人からは「ボ・ガンボスなんかよりローザ・ルクセンブルクの方が全然ええで」とかよく言われたのを覚えてます。順番的にボ・ガンボスを聴いて、あとでローザを聴いたんですけど、先に聴いたからなのか、僕はボ・ガンボスの方が好きでしたね。
- 角田
- ね~。
- どんとの歌詞も独特でしたね。
- 角田
- そうですね。
- ボ・ガンボスはどういったところがよかったんですか?
- 角田
- ライブが凄く楽しかったです。
- あ~、お祭りみたいでしたもんね!
- 角田
- なんかCDを聴いてるよりも、ライヴの方が楽しかったです。
- ボ・ガンボスもよく観に行かれてたんですか?
- 角田
- はい、はい。
- なんかブルーハーツの緊張感とは違う魅力がありましたよね。
- 角田
- うん。なんかもっと突き抜けた悲しさっていうか。
- 「夢の中」の切なさとか。ちょっとそれまで聴いていたものとはニュアンスとか肌触りが違いましたね。
- 角田
- うん。
- ただボ・ガンボスはわりと残念な最後でしたよね。
- 角田
- ですね。
- どんとも解散前のインタビューで言ってましたけど、「セールスは落ちていくのに、ライヴの機材はどんどん大がかりなものになっていくんや」みたいなことを言ってました。それでバンドを続けられなくなったと。ああいうことを赤裸々にしゃべらされて終わったバンドも珍しいなと思いましたね。
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- へぇ~、そうだったんですか。
- 『ROCKIN’ON JAPAN』に載ってましたね。ボ・ガンボスって日本っぽくないっていうか無国籍っていうか、そういう魅力がありましたね。
- 角田
- うん、うん。
- で、そのあとがピーズの『グレイテスト・ヒッツVol.1』『グレイテスト・ヒッツVol.2』ですね。これは2枚同時リリースのメジャーデビューだったんで、2枚でひとつでいいや。
-
Disc 05
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- 角田
- うん、うん。
- ピーズはなにがきっかけですか?
- 角田
- ピーズはどうして聴くようになったんだろ?……ライブハウスに出てるのを観てからだから、たぶん誰かのライヴを観に行った流れで観たんじゃなかったかな?
- 僕も角田さんが挙げてくれた作品は一通り好きなんですけど、RCを聴くようになってから毎月『ROCKIN’ON JAPAN』を買うようになりまして。そこでプッシュするバンドはけっこうハマったんですけど、角田さんはそういう雑誌からの影響ってなかったんですか?
- 角田
- 雑誌とかは読まなかったんで。
- じゃあ、だいたいライブハウスとかで知ったような感じなんですか?
- 角田
- そうですね。
- どうでした、ピーズは?
- 角田
- もう本当に大好きで(笑)。カッコよくて、「あの人(ボーカルのはる)と結婚したい!」って思ってました(笑)。
- ダハハハハハハハハ! 一番ダメでしょ、はるさんなんかと結婚したら(笑)。
- 角田
- うん(笑)。
- でも、それぐらい好きだったと。
- 角田
- 好きでしたね。やっぱり、ボ・ガンボスにしても清志郎にしても、ちょっと上の世代を仰ぎ見るような感じだったんですけど、ピーズは同じ目線で見れたというか。歌で言ってることも私たちの考えてるところの感覚に近いっていうのがあって。だからこそ、近づきたいみたいな(笑)。
- あ~、なんとなくわかりますね。ピーズもカッコよかったですからねぇ。
- 角田
- ね~~~。歌詞がまたよかったですし。
- まあ、ファーストアルバムの一曲目の歌いだしが「ああ、めんどくせえな!」でしたからね。「あ、めんどくさくてええんや」みたいな(笑)。ああいったピーズの世界観というか、はるのだらしなさとかダメさも含めて共感されたりしてたんですか?
- 角田
- もちろん!
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- 角田
- 25~7ぐらいですね。
- では、もう小説家デビューはされてた頃ですよね?
- 角田
- そうですね。
- ピーズの世界観のようなだらしない生活をしていたとか?
- 角田
- いえ、そんなことはなかったですね。でも、自分がネガティブな人間なのでピーズのような世界観は凄くいいなと思って。
- あ~、なるほど(笑)。確かにむやみやたらに人を励ますような音楽って、角田さんが挙げたミュージシャンの中には一人もいないですね。
- 角田
- そうですね(笑)。
- ブルーハーツの「人にやさしく」は大事MANブラザーズバンドとは違うわけじゃないですか?
- 角田
- 違いますよね(笑)。
- 角田さんはエッセイでご自分のネガティブなところとか小心なところとかよく書かれてますよね?(笑)。
- 角田
- はい(笑)。
- そういうのも昔から変わらずなんですか?
- 角田
- そうですね。小説も昔から暗かったですし(笑)。
- 角田さんの挙げた音楽は、「なんでもかんでも常に前向きでいなさい」とかではなく、「そのままでもいいんだ」っていうメッセージを感じますね。特に清志郎なんて、テレビにもシャイなまんまで出ますもんね(笑)。
- 角田
- 表にガッと出てくるような感じじゃないですよね。
- 違いますね。ちなみに、この間の土曜日にたまたまテレビをつけてたら『王様のブランチ』に角田さんがお出になられていて。
- 角田
- あ~、はいはい(照)。
- 今回、久しぶりにお会いするんで、じっと観てたんですけど、テレビでももじもじしてるじゃないですか(笑)。
- 角田
- あはははは。そうですねぇ(笑)。
- テレビはもうだいぶ慣れました?
- 角田
- いや、やっぱ嫌なんですよ。ただ、あれは二人で書いた本なので、私だけが「やだ」って言っちゃダメだと思いまして。
- 頑張って出演したと?
- 角田
- はい(笑)。
- ピーズの話に戻しますと、ピーズはいったん活動を休止して復活したってこともご存じだと思いますけど、復帰されたあとってライヴに行かれたりしました?
- 角田
- あ、行ってないですねぇ。今度25周年でしたっけ?
- そうですね。
- 角田
- それは行きたいなぁとは思ってたんですけど。
- 行ったほうがいいですよ!
- 角田
- そうですか?
- 復活したあとのピーズもめっちゃいいですよ!
- 角田
- あ、ホントに!?
- 2~3年前に『OTODAMA』っていうイベントにピーズが出たんですよ。で、その時に人気を博していたビート・クルセイダースっていうお面を被ったバンドがいて、その解散ライブが『OTODAMA』やったんですよ。
- 角田
- はい、はい。
- で、ピーズはそのイベントのちっこいほうのサブステージやったんですね。で、メインステージのトリがビート・クルセイダースの解散ライブで、その10分後ぐらいにピーズがサブステージに出てきて。お客さんのほとんどは、目当てはビート・クルセイダース解散ライブで、みんな帰ろうとしてるんですけど、ピーズのステージが始まったらはるさんがボソッと、「みんながあっちで解散だとか言ってるけどよぉ、長く続けてりゃいいこともあるんだよぉ」みたいなことを言うんですよ。これ、そこらへんのバンドマンが言ってもなにも思わないんですけど、はるさんが言うと沁みましてねぇ。
- 角田
- へぇ~~。
- はるさんの一言を聞いて、「やっぱり、どんなことでも続けることって大事なんやなぁ」と思って。説教がましくないじゃないですか、ピーズの音楽って。
- 角田
- うん、うん。
- MCでもそういうのを凄く感じました。いまだに「夢のリーゼント」とか歌ってましたよ(笑)。「バカ」とか。
- 角田
- へぇ~。最近のCDとかも聴いたんですけど、でも世界観とか変わってないのが凄いなぁと思って。
- ずっとおんなじこと歌ってますからねぇ。是非行ってほしいですね。で、次がエレファントカシマシで『エレファントカシマシ5』。
-
Disc 07
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- 角田
- はい。エレカシの中でもそれが一番好きですね。
- 『5』がソニー時代の最後ですかね。ブレイクする前ですよね?
- 角田
- 確かそうですね。
- エレカシは何がきっかけだったんですか?
- 角田
- 誰かの薦めだったかな。CDを聴いて「いいな」と思って観に行くようになって。
- エレカシもビックリされたでしょ?
- 角田
- も~う怖かった!
- ダハハハハハハハハ!
- 角田
- 本っ当に怖かったですね!
- そうですよね。最初にライヴに行かれたのはいつぐらいですか?
- 角田
- どれぐらいだろう?たぶん最初に観たのが早稲田とかじゃなかったかなぁ。
- もうホンマ、その頃の宮本さんはすっごい顔してステージに出てきて、ガーッてがなってね。
- 角田
- お客さんは「シーン」として(笑)。
- 一曲終わったら「パチパチパチパチ」って遠慮がちに拍手をするという。
- 角田
- ね~。なんか誰かが野次飛ばすと冷や冷やしちゃって。「(宮本が)帰っちゃうんじゃないか」と思って。
- ダハハハハハハ!
- 角田
- 実際、ギターをボトンと置いてそのまま帰っちゃったことがあったんですよ。なんか客席から言われたことに腹を立てて。
- はいはい。
- 角田
- で、出てこなかったんですから。だから誰かが野次飛ばすたびに「黙ってて~!」って祈っていて(笑)。
- ダハハハハハハ!
- 角田
- 「何も言わないで~」って(笑)。だから野音で最初にアンコールやったときは本っ当にビックリして。これは凄いことだって。
- これを読んでる人はピンと来ないでしょうけど、昔はエレファントカシマシのライヴでアンコールなんて考えられなかったですよね。事件でしたよね。
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- ねぇ~。
- ボクもデビューして話題になった頃、すぐに観に行きましたけど、まだ小っちゃい会場で、ステージも40分そこらやったんちゃうかなぁ。MCもなしで。
- 角田
- そうそう、そうなんですよね(笑)。
- 凄かったですよ。
- 角田
- ソニーと契約が切れて、活動ができなくなって、その後、復活してからはあんまり観てないんですよね。
- へぇ~。なんでなんですかね?
- 角田
- なんなんですかね?
- やっぱり変わった感じがしました?
- 角田
- ん~~、彼らの音楽が変わったというより私自身が変わったんでしょうね。
- じゃあ「今宵の月のように」なんか大ブレイクして、それこそミリオンに近いくらい売れたんですけど、どっちかというとブレイク前のほうが好きやったと?
- 角田
- そうですね、はい。
- たぶん、それって太田さんにとっての清志郎じゃないですけど、わりと初期から観ていて、ブレイクを果たした時に気持ちが離れてしまうっていうのはあるのかもしれませんね。
- 角田
- あ~、そうかもしれない。
- 僕もエレカシはデビュー当時から好きやったから、本当は『生活』までが一番好きなんですよ。あとの作品ももちろん全部聴いてますし、仕事で宮本浩次さんにもお会いしたりすることもありますし、最近も凄くいい曲を書かれたりしてるんですけど、やっぱりファーストから『生活』までは正座して聴いてましたもんね(笑)。
- 角田
- うん、うん。
- ただやっぱり、あのブレイクがなかったらエレカシも活動を続けていられないわけだし、RCだってメイクをして歌詞も全部変えて「クルマと女の歌にするんだ」ってことで清志郎が割りきったから、彼らの音楽が僕の耳にまで届いたわけですし。
- 角田
- そうですよねぇ。でも、なんか自分としては「売れたから離れた」とかいう意識はないんですよ。
- わかります!僕も「売れてほしい」って思ってましたからね。
- 角田
- で、何が変わったのかなっていうと、そんなに明確なモノはないんですよね。
- ないですね。
- 角田
- でも、何か自分の中での熱が違うみたいな感じで。あれは不思議ですよねぇ。誰も望んではいないのに。なんかここ1~2年でカラオケ屋で誰かが歌ったのを聴いたんですけど、エレカシの曲でサラリーマン応援歌みたいなのがあって、もうホントに度肝を抜かれたんですよ。「すごい! 大人だ!」って(笑)。
- ダハハハハハハ!たぶんそれは「俺たちの明日」ですね。
- 角田
- 「今宵の月のように」まではまだわかるんですけど、サラリーマン応援歌は驚きました。でも世界観が変わったという感じがしないのが不思議ですね。